2020-04-19

登攀自粛の弁




新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全国のエリアで登攀自粛の動きが広がっている。各々の地域性や状況やローカルの考え方によってその内容は様々であるが、僕はそれを尊重する。
霊山では地元ローカルを自粛の対象にしなかった。元々数が少なく、単独で登るのを好む人達というのもあるがそれだけではない。残酷な私見なので言い辛いが、一度出された緊急事態宣言の解除にあたっては政府にそれなりの責任があり、様々な自粛要請の成果によっておそらく政治家は慎重な判断にならざるを得ない。自粛が長期になれば、それに耐え続ける事が出来ない人もきっと出てくるだろう。その時、ローカルが目を光らせ、自粛中も状況を把握しているエリアは、まだマシなんじゃないかと思う。クライミングは危険な行為でありエリアはデリケートなバランスで成り立っている。最低限の無秩を保つ事が、地域や関係者に対するローカルの責任であるし、結果的に感染拡大防止にも繋がると考えている。自分もいつか感染するかもしれない状況の中で、エリアを存続させる為の計画的自粛と受け止めてもらいたい。



2020-04-04

無形式


例えば、波乗りや雪上滑走のように、岩に合わせ豊かな発想で自由に登れたらいいじゃないか。もちろん、裏付けとして肉体的.精神的な意味での強さは必要だけど、誰かが決めた物差しや、自分の中にある好悪や、些細なこだわりから離れて、もっとありのままを受け入れる事が出来たらいいかなと思ってる。なるべく良いスタイルでね。