2025-11-09

寫楽完登


 飯舘村のピクニックエリアで最難と思われるプロジェクトを登れました。

腰をいわされたり、眼鏡を壊されたりしながら、延べ7年間もかかってしまい、年齢的にも高難度はもう勘弁してほしいと思っていたところで、正直ホッとしています(笑)

これまで2,000課題以上を初登してきている中で、あくまで自己評価ですが傑作と呼べる課題は40~50本、その中でも完璧と思えるラインは、ほんの10本程度に過ぎませんが、寫楽は間違いなく完璧です。

・岩のスケールと造形

・ロケーション

・派生ラインがない

・限定がない

・バラシが不可能

・不変性(欠ける要素が少ない)

・アプローチや下地の良さ

・ムーヴの構成と質

これらの要素を高いレベルで満たしている課題は希少だと思うので、初登できて本当にうれしい。まぁ、あくまで世間一般のフリークライミングの範疇なので、やってれば誰でもいつかは登れるわけで、むしろ7年はかかり過ぎだろって話ですけどね。

ところで、このエリアはトポを作って公開したいと考えています。までいカンテとピクニックエリアの回でも書いたけど、公開に適した環境が整っているので、早ければ来春を目標に動いてみます。実現したら、是非トライしてみてくださいね。


2025-03-13

オリンピック山

 


なんと2年以上更新をサボってました。

依々恋々を登って以降は完全に肩の力が抜け、より広い多様な要素と、それらの複合へと興味が移ってます。いわゆるオールラウンドってやつ。元々が沢屋なので、強さというのもを「ある狭い括りの中だけ」で語る事に違和感がありました。どんな岩質、高さの岩でも、いかなる状況であっても、自在に対応できる柔軟さが強さと言えるのかなと。

小難しい話はさておき、今仲間と盛んに通っているのは、僕が住んでいる町内の山です。

昭和初期の話なので今では痕跡すらないが、我が町出身のオリンピックランナー「三浦弥平」が築いた「オリンピック村」が、かつてこの山にあったという。


こんな山奥に、プール・テニスコート・スキー場・バンガローなどの施設があり、次世代のオリンピアを育成する構想だったが、不況の煽りを受け僅か4年で廃村になったそうだ。しかし、もし仮にオリンピック村が現在も残っていたら、間違いなくこの壁は登られていたはず。いや、もしかしたら三浦弥平はすでにここを登っているのかもしれない。



最初は安山岩と思っていたが、どうやら違うっぽい。玄武岩または粘板岩?
硬い瓦が重力で固まっているような箇所があって、その辺はまるでジェンガみたいな印象。トラッドの本場イギリスっぽいので、クライミングやってる感があって萌えるが、ところどころカタカタ動くのが恐ろしい。下手に岩を抜くとその上も次々と外れて全体が崩壊するので、いい塩梅に岩を残しつつ、本当に危ない所だけを撤去する見極めが難しいです。
今のところボルトは打つつもりなし。プロテクションがとりやすいルートから整備を進めていていて、現在は6本ぐらい登れます。強度的に難しくなく、高さがない分、比較的取り付きやすく、集中的にナチュプロの練習ができる。この辺にはなかった貴重なポジションの岩場だと思います。まずは10本ぐらいあれば満足じゃないかな。


少しだけど良質なボルダーもある。
代表課題「弥平杯」
メンタル&駆け引き重視のトラッドとは正反対でパワー全開です。
ムーヴがとてもユニークだし低いので誰でもトライできるので、この一本の為に訪れる価値がある名作だと思う。もちろん登山&トラッド&ボルダーの複合なら最高に充実できますよ。
興味ある人は連絡貰えれば案内可能です。